頭皮の多汗症って?どんな治療をすれば良くなるの?

頭皮

頭皮の多汗症を治療するには?

多汗症という言葉を耳にしたことはありませんか?

体温を下げるために汗をかくことは、私たちが健康な生活を送るにあたってごく当然の生理現象。

ですが何らかの原因で全身、または局所に本人の意思に反して尋常ではない量の汗をかいてしまうことがあります。

これがいわゆる多汗症で、それが頭皮に発生することも珍しくありません。

大量の汗をかけば人の目が気になるのは当然ですし、日常生活においても多汗症の悩みは深刻ですよね。

今回は頭皮の多汗症にお悩みの方に向けて、治療方法をご紹介していきます。

簡単に実践できるものから本格的な治療まで掲載するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

頭皮の多汗症とは?

頭皮の多汗症とは文字通り、毛髪の生えている頭皮からの汗が通常より多く分泌される状態のことを指します。

例えば暑い時や辛いものを食べた後、運動後に頭皮に汗をかくのは自然なことですね。

多汗症の方はそのような状況下では無くても、大量の汗をかいてしまうのが特徴です。

特に頭皮は多くの汗線が集まっている場所で、髪の毛が生えているので非常に蒸れやすい場所。

一般的に多汗症は、全身に発汗症状が見られる「全身性」と、体の一部にのみ現れる「局所性」があります。

この内頭皮だけ多汗症に悩まされているのであれば、後者に分類されるでしょう。

国内のみでも実に200万人以上とも言われている、多汗症患者。

汗のせいで日常生活に支障をきたしている、特別な環境下に置かれていないにもかかわらず頭に大量の汗をかく。

これらの症状が見られた場合、頭皮の多汗症を疑ってみても良いかもしれません。

頭皮多汗症の発汗の種類って?

頭皮多汗症がどういったものか分かりましたね。

実は一言で汗といっても、以下の3つの症状に分けることができます。

  • 温熱性発汗
  • 精神性発汗
  • 味覚性発汗

一体この3つはそれぞれどういった症状なのでしょうか?

ご自身の頭皮多汗症がどれに当てはまるか、チェックしてみてくださいね。

温熱性発汗

私たちにとって最も身近な汗が、この温熱性発汗によるもの。

春夏の気温の高い日や運動をした後などはよく汗をかきますよね。

特に、最も高い位置にあり日差しの影響を受けやすい頭部からは大量の汗が流れてくる、なんていうケースも珍しくありません。

これは汗によって熱の放散を行い、上昇した体温を下げるために表れる症状です。

体温が上昇すると、脳の視床下部にある体温調節中枢が放熱の指令を出します。

すると、手のひらと足の裏を除いた全身の汗線から、体温を一定にコントロールするための汗が分泌されるようになるのですね。

ちなみにこの時に分泌される汗は、エクリン腺という汗線から分泌されると言われています。

このエクリン腺は全身の皮膚表面にあり、無色無臭でサラサラとした汗を生成するのが特徴です。

精神性発汗

続いてご紹介する症状は、精神性発汗です。

強い緊張や恐怖を感じた時、または興奮を覚えた時に、手のひらやワキなど局所的に汗をかいたという経験はありませんか?

人間の情動に深く関わる中枢が刺激されると、これがストレスとなり瞬時的に発汗します。

精神性発汗の場合、温熱性発汗とは違い一部の部位から短時間汗が分泌されるのが特徴。

「冷や汗をかく」程度なら誰しも経験のあることですが、精神的なストレスで滴るほどの汗をかいてしまう方もいます。

また、汗をかくこと自体がストレスとなり、さらに大量の汗を分泌してしまうケースもあります。

ちなみに精神性発汗の場合は前述のエクリン腺に加え、アポクリン腺という汗線からも発汗します。

アポクリン腺から出た汗は匂いのもととなる成分も含まれており、若干白く濁っているのが特徴です。

味覚性発汗

最後にご紹介するのは、味覚性発汗と呼ばれる症状についてです。

最近は激辛ブームとも言われ、唐辛子などのスパイスをふんだんに使った料理なども多いですよね。

そんな辛いものを食べていると、気づいたら顔に大量の汗をかいていた、なんてことはないでしょうか。

これが味覚性発汗であり、特に頭皮から鼻にかけて汗をかくのが特徴です。

実のところ、味覚性発汗が起きる詳しい理由は解明されていません。

現在は辛味や酸味などの刺激感によって体温が上昇したと脳が判断し、冷やそうとして汗を分泌する、という説が有力なようですね。

味覚性発汗が起きるのは一時的なものなので、食べ終わると自然と汗もひいていきますよ。

治療が必要な頭皮の多汗症の症状

以上、3つの汗の症状についてご紹介しました。

発汗すること自体は全身の体温を一定に保ち、人間の生命を維持するために必要不可欠な重要な機能。

つまり、多少頭皮に汗をかいたからといって過度に心配する必要はありません。

ただ、中には治療が必要と言えるレベルの多汗症も存在します。

日常生活に支障をきたすほどの発汗でお困りであれば、治療を検討した方がいいでしょう。

では頭皮の多汗症の中でも、治療が必要と言えるのはどのような症状なのか。

3つのケースに分けてご紹介します。

睡眠中に発汗が止まらない

睡眠中に頭皮の汗が止まらない場合は、治療に取りかかった方がいいでしょう。

睡眠中の汗は寝汗ともいい、健康に問題ない人でも一晩にコップ一杯ほどの汗はかくと言われています。

しかし季節を問わず、自覚できるほどの発汗が止まらない場合は、多汗症以外の病気が潜んでいるケースもあります。

例えば甲状腺異常や、結核などの感染症、自律神経失調症などは大量の寝汗を分泌するのが特徴です。

またストレスや心配事が原因で大量の寝汗をかいてしまう方もいらっしゃいます。

これらの疾患は多汗症以外にも症状を伴うことがあるので、他に気になる症状がないか思い返してみましょう。

いずれにせよ大量の寝汗が続く場合は、別の病気が潜んでいる可能性が高いので、一度医療機関で検査や診察を受けてみることをおすすめします。

緊張時に髪の毛が滴るくらい汗が出る

先ほど、緊張した時や不安を覚えた時に表れる精神性発汗についてご紹介しましたね。

精神性発汗が表れるのは正常ですが、髪の毛から滴るほど頭皮から汗をかくのであれば要注意です。

例えば大勢の人がいるところ、重要な会議の前、苦手な人と会う前、などストレスを感じるシーンは様々ありますね。

このようにストレスが原因で日常生活に支障をきたすほど汗をかいてしまう場合は、精神療法でアプローチする必要があるでしょう。

精神的苦痛やストレスを軽減することが、頭皮の多汗症を改善する糸口になるケースも多くあります。

中には、汗をかくこと自体が心の負担となり「発汗恐怖症」というさらなるストレスを招いてしまうことも。

頭皮や顔の大量の汗にお悩みの方は、1人で悩みを抱えずに一度専門医に相談してみてくださいね。

家族に多汗症の人がいる

家族に多汗症の人がいる方も、治療を視野に入れることをおすすめします。

多汗症には他の病気が原因で表れる「続発性」と、一次性の「特発性」の2種類に分けられます。

この内、特発性の多汗症は、遺伝が関係している可能性があると言われています。

家族に多汗症の方がいて、かつ思春期ごろまでに多汗症を発症した場合は遺伝要素を疑っていいでしょう。

遺伝要因で多汗症になった場合、自分1人の力だけでは改善させるのにも限界があります。

生活習慣のアドバイスや適切な指示を仰ぎながら、治療にのぞむようにしてくださいね。

頭皮の多汗症にはどんな治療をすべき?

あまりにも頭皮多汗症の症状が酷い場合、専門的なアドバイスや治療を受け完治を目指すのがベスト。

市販の薬を使うこともできますが、皮膚科や美容皮膚科では外科手術などの本格的な治療を受けることも可能です。

医師に相談すれば自分の発汗症状がどのくらいのレベルなのかもよく分かります。

また、高度な治療を実践することでより早い完治が期待できるかもしれません。

では参考までにどのような治療方法があるのか、3つご紹介します。

塩化アルミニウムの薬を塗布する

1つ目にご紹介する治療法は、塩化アルミニウムの薬を塗布することです。

塩化アルミニウム液は直接患部に塗布し、大量の発汗を抑えることを目指すための薬ですね。

汗菅を閉じて発汗量を減少させる作用があると言われ、制汗剤にも用いられています

通常1日1回使用し、効果が出るまでには数週間かかわると言われています。

また効果は使っている間だけ発揮されるので、使用を中止すれば再び症状が表れるようになります。

一部の薬局や通販でも購入可能ですが、皮脂の分泌が多い頭皮に使うには重ね塗りをするなどコツが必要です。

心配な人は医師や薬剤師に相談しましょう。

あまりの重度の多汗症の方には効果が薄いなどのデメリットがありますが、一番手軽な治療法と言えるでしょう。

マイクロボトックス注射をする

頭部や顔面は保険適用外になりますが、医療機関ではマイクロボトックス注射で治療することも可能です。

マイクロボトックス注射は、シワを改善させる効果があるとして美容医療でよく名前が挙がる治療法ですね。

発汗を促す神経伝達物質を抑え、汗を抑えるというのがマイクロボトックス注射のメカニズム。

1回の注射は5〜10分ほどと短時間で施術が終わるのが特徴。

また個人差はありますが、1回の注射で約3〜6ヶ月もの間効果が持続すると言われているんですよ。

ただ治療の効果を実感するには、年に1、2回の注射をしばらく繰り返さなければなりません。

1回あたりの施術は数万円ほどと、少々費用はかかりますが、通院のストレスを考えるとトータルとしては妥当だともいえます。

市販の薬や生活習慣の改善だけでは効果が感じられない人は、一度検討してみると良いかもしれませんね。

交感神経を切除する手術を受ける

交感神経切除手術は、頭皮の多汗症におけるいわば最終的な治療。

一般的に、外用薬などを用いても改善効果が得られなかった患者さんに用いられます。

交感神経とは自律神経の一種で、汗の分泌を促す作用があります。

そんな発汗と関係のある交感神経を切除するとあって、効果も非常に高いと言われています。

手術は全身麻酔で行われ、施術時間は20~45分ほど。

継続的な治療が必要な外用薬や注射とは違い、一度行うだけで多汗症の完治も期待できます。

頭皮だけでなく手のひらや足裏などの多汗症も同時に抑えられるため、重度の多汗症患者ほど希望する人が多い治療だといえます。

頭皮の多汗症を簡単に自力で治療する方法

ここまでご紹介したのは、基本的にクリニックや皮膚科への通院が必要な治療法でしたね。

特に注射や手術などはハードルが高いので、中々踏み切れない方も多いでしょう。

そんな方のために、次は簡単に取り組める治療方法をご紹介します。

頭皮の汗は気になるけど病院へ行くほどではない、もっと手軽に対策したい!

とお考えの方はぜひ参考にしてくださいね。

汗はこまめにタオルで拭く

1つ目の自力で治療する方法は、こまめに汗を拭くことです。

頭皮は髪の毛で覆われているため、汗をかくと湿気がこもってしまいます。

すると蒸れて余計に発汗が促されてしまうのです。

またかいた汗をそのまま放置しておくと、毛穴に雑菌が溜まり抜け毛などの頭皮トラブルにも繋がりかねません。

頭皮からの発汗を放置しているとストレスや不安が大きくなり、さらに多汗症が悪化してしまうことも考えられます。

普段から清潔なタオルを持ち歩くなどして、気になる時にいつでも汗を拭ける状態にしておきましょう。

交感神経を抑える食品を摂る

頭皮の多汗症を改善するには、食事でアプローチする方法もあります。

特に効果的とされているのは、自律神経のバランスを整える食品を摂ること。

例えば、アミノ酸の一種である「GABA」は神経を落ち着かせてストレスの軽減に役立つ効果が期待されています。

GABAが豊富な食品といえばトマトが代表的で、1つで推奨目安量を摂取することができますよ。

また、ビタミンB群も不足すると自律神経の乱れを起こしやすいと言われている栄養素です。

肉類・魚類・野菜・乳製品などをバランスよく食べれば、自然と摂取できますよ。

正常な発汗量に戻すためにも、ぜひ今日から食生活を見直してみてくださいね。

抗菌作用のあるシャンプーを使用する

最後にご紹介するのは、抗菌作用のあるシャンプーに変えてみる方法です。

シャンプー自体には汗を抑える作用などは期待できません。

しかし、大量の汗をかくと、頭皮はどうしても雑菌などが繁殖しやすくなってしまいます。

そのままにしておくと頭皮トラブルに発展する可能性もあるため、清潔にしておくことが大切です。

次は、抗菌作用の高いシャンプーの中でもおすすめの商品をいくつかご紹介したいと思います。

ドラッグストアや通販で手に入るものばかりですから、ぜひチェックしてみてくださいね。

ノンシリコンスカルプDボーテ薬用スカルプシャンプー

1つ目にご紹介するのは、スカルプDボーテ薬用スカルプシャンプーです。

加齢が進むほどハリやコシ、艶を失ってしまう髪の毛。

そんな髪のアンチエイジングを目的として開発された、こちらのスカルプDボーテ薬用スカルプシリーズ。

脂性肌・乾燥肌タイプに合わせて、「モイストタイプ」と「ボリュームタイプ」の2種類から選ぶことができます。

もちろん美髪へ導くだけではなく、頭皮を清潔に保つケアもしてくれます。

有効成分であるグリチルリチン酸ジカリウムが、汗で気になる匂いやベタつきのある頭皮にアプローチ

雑菌の繁殖を防ぎ健やかな肌へと導いてくれるでしょう。

しっかりと保湿してくれる天然植物由来成分も豊富なので、髪の毛に元気を取り戻したい方にもおすすめですよ。

コラージュフルフルネクスト

続いてご紹介するのは、コラージュフルフルネクストシリーズのシャンプーです。

頭皮が多汗症になってしまうと、フケやかゆみにも悩まされがち。

コラージュフルフルネクストシリーズに配合されているのは、抗真菌(抗カビ)成分であるミコナゾール硝酸塩

毎日のシャンプーでフケやかゆみの原因菌を洗い流し、頭皮を健やかに保つのに役立ちます。

しかし洗いすぎによる乾燥はかえって頭皮のベタつきを招き、多汗症の人にとっては逆効果となってしまいます。

コラージュフルフルネクストシャンプーはそんな洗いすぎも抑え、優しい洗い上がりが特徴ですよ。

スッキリとした洗いあがりがお好みの方は「すっきりさらさらタイプ」。

乾燥が気になる方は「うるおいなめらかタイプ」がおすすめです。

CA101

最後にご紹介するのは、加齢による抜け毛や薄毛に悩む女性に人気のCA101の薬用ブラックシャンプー。

薬用ブラックシャンプーはその名前のとおり、「海泥」や「薬用炭」といった黒い成分で毛穴の汚れや詰まりにアタック。

炭といえば、高い防臭効果や防菌効果があることでも知られていますね。

ミネラルを含む天然成分が頭皮に負担をかけることなく、毛穴に詰まった汚れを優しく除去

また豊富な植物エキスと天然オイルが頭皮をしっとりと潤し、健やかな髪の毛を育むサポートをしてくれるでしょう。

ノンシリコンながらもきしまない洗い上がりで、なめらかな髪の毛へ導いてくれるのも嬉しいですね。

年齢髪に悩む人におすすめしたいヘアケア商品の1つです。

公式サイトはこちら

まとめ

頭皮の多汗症の症状や治療法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

遺伝性のものもありますが、自律神経や生活習慣の乱れ、精神的なものが原因となることが多いこの症状。

つまり今は何ともなくても、ふとしたきっかけで発症する可能性が充分あり得るということですね。

また頭皮多汗症の裏には、恐ろしい病気が潜んでいることもあります。

生活習慣の改善などで効果が見られない場合は医療機関で相談し、適切な治療で完治を目指すことが大切ですね。